境内案内図
番号を押すとご案内が表示されます。
山門
円通寺の正門。石碑は開山・徳翁良高大和尚が住職をした新見市西来寺の松永哲也住職の筆によるもの。
不許葷酒入境内
山門脇に建立された戒壇石。禅寺の注意書で、「葷酒」とは戒律に禁じられた酒や食物のことで、これらを持ち込むことを禁ずる内容。
汐見門
瀬戸内の海を一望できる位置にある円通寺の通用門。石碑「良寛修行の寺」の題字は大本山總持寺の元管主・板橋興宗禅師の筆によるもの。
石庭
斜面から出た巨岩奇岩を巧みに利用した岩組をそのまま取り入れた築山石庭である。池は通称「鶴亀池」という。
本堂
本堂は屋根寄棟造草葺。堂内は唐様(禅宗様式)の須弥壇を置き、本尊星浦観音立像が安置される。伽藍の中心をなす大建築である。本堂裏手には歴代住職を祀る開山堂がある。
本尊 聖観世音菩薩立像
立像としての大きさも堂々としており、衣下腰より足元にかけて截金文様が施されている。寺伝では行基作と伝わる。人々からは「星浦観音」として親しまれている。
白雲関
白華山上にあった観音堂を移築したもの。現在は坐禅堂となっており、堂内は坐禅用の座席(単)が配置され、聖僧さまが祀られている。
良寛記念館
もとは大蔵経を収めていた建物。平成10年開山300年記念行事として修復し、良寛ゆかりの書画を展示する記念館とした。
良寛堂
もともとは修行僧の起居する衆寮であった建物。多い時には20数人の修行僧がここで生活をしたと思われ、修業時代の良寛和尚も起居していたであろう。
玉島の良寛像
昭和56年建立、円通寺修業時代の若き日の良寛様の立像。高梁市出身の彫刻家・宮本隆の原作によるもの。
鐘楼
本堂前にある鐘楼は参拝者も打つことができる。行事の時刻を知らせ僧伽の覚醒を促し、且つ衆生の安寧を祈る鳴らしものである。
高方丈千畳岩
本堂奥にある高方丈は、千畳敷きの巨岩の上に建てられている。この方丈で良寛が印可を受けたとされる。歴代の住職の居室に充てた建物。
覚樹庵
当山二世雄禅和尚の尊像が祀られた庵であった。現在は納骨堂として再建され、利用者の方にお参りいただいている。庵前の白椿は「良寛椿」ともいわれ、白い花を咲かせる。
青銅露座地蔵菩薩像
露座する青銅製の地蔵菩薩像は、宝暦8年(1758)に作られたもので、倉敷市の指定重要文化財(工芸・考古)に指定されている。
如意輪堂
石仏の如意輪観世音菩薩が祀られる堂宇。地域の人々の交通安全を祈念して建立された。
良寛詩碑
良寛の詩碑では最大のものといわれ、高さは5メートルを超える。良寛百回忌(昭和5年)を機に良寛を敬慕する人によって建立。良寛が円通寺の修業時代を振り返る五言詩「自来円通寺」が彫られる。
石書般若塔
玉島の豪商・中原兼暁の寄進。『大般若経』六百巻の1字ずつを小石に浄書して塔下に埋めたものである。
印可の偈
円通寺十世・大忍国仙大和尚から良寛に与えられた印可の偈が彫刻された石碑。本堂裏手、歴代住職のお墓が並ぶ聖地に建立された。
仙桂和尚墓
円通寺修行時の良寛の先輩僧・仙桂和尚の墓。もとは寺院外にあったが歴代住職の墓所整備に併せて移転し整備したもの。
星浦西国33観音
伝行基菩薩作の聖観世音菩薩像は星浦観音菩薩と呼ばれ、観音信仰の聖地であり、中国観音霊場の7番札所となっている。山内には西国33観音が奉祀され巡拝が出来る。
白華石
その昔、本尊である星浦観世音菩薩が降臨したとされる巨石。白華石があるこの山一帯は、「白華山」と呼ばれるようになった。
童と良寛像
昭和41年建立の「童と良寛像」は、良寛像の中でも最大の石像。重要無形文化財技術保持者であった人形師・平田郷陽の原作によるもの。高さ2m60㎝、重さは6tある。
八大龍王
円通寺公園内に八大龍王が祀られている。往昔より旱魃の際は各農家が藁束を持参し、大焚火をして供養されたといわれる。
白華観音・弥勒菩薩像
令和3年に建立された星浦観音霊場の信仰の中心となる観音菩薩像と弥勒菩薩像。コロナウィルス終息と未来の防災を願う仏像で、玉島・水島一円を見渡せる景勝の地の新たなシンボルである。